【富山国際大学付属高等学校】 Chromebook 導入インタビュー動画

富山国際大学付属高等学校様
業種(大学、専門学校など)高等学校職員数
所在地(都道府県)富山県生徒数

Chromebook 導入事例 富山国際大学付属高等学校 インタビュー動画

インタビュー

富山国際大学付属高等学校について

富山国際大学付属高校は、学校名に「国際」と入っているとおり、国際教育と英語教育に力を入れている高校です。留学生、外国人生徒が多く、日本語や英語だけでなく、他の外国語を耳にすることも珍しくありません。もう一つの特徴はICT教育です。クラウド、タブレットを全校的に導入して、全ての授業、部活、学校生活で活用しています。年に2回、ICT教育の公開授業を開催し、ICT教育で県内の学校をリードする存在になっています。

Chromebook 導入に至ったきっかけ/経緯

クラウドのサービスを『安価』に『どこででも』『気楽に使える』スタイルが気に入りました。本校では、2011年に Google Apps を導入して、2013年から生徒全員が iPad を持つ計画をスタートさせました。 Google Apps を授業で使っていると、とにかくスピード勝負になります。生徒は1秒でもはやく、教員からのレスポンスが欲しいんです。その時、どうしても物理キーボードが必要になります。情報収集をしていると、海外の学校で Chromebook が使われているのを知りました。海外の先生と話すなかでもよく話題に出てきていたのを覚えています。そこで、テスト機として数台導入しました。生徒に「 iPad と違って Google Apps がフルサービスで使える」とだけ伝えて、あとは自由に使わせてみました。
1週間後に「 Chromebook ほしい?」と聞いたら、答えはもちろん「イエス!」でした。この言葉が導入の最大の決め手でした。

導入前に懸念されていた課題と解決策

「導入しても、本当に生徒は使ってくれるのかな?」と心配していました。生徒は iPad を持っているので、ほぼ同じことができるデバイスを2台持つことになるからです。実際にスタートすると、生徒の机の上には、教科書、ノート、 iPad 、そして Chromebook がちゃんと並んでいました。教員の方から使い方を一切指示していません。 iPad でスライドを作りながら Chromebook で原稿を書いたり、 YouTube で授業の解説動画を観ながら Chromebook で課題のレポートを仕上げるなど、使い方は生徒それぞれです。生徒とは、授業や部活での新しい使い方、便利な使い方を一緒に探っていて、それをとても楽しんでいます。

Chromebook を導入した決め手

最も魅力的だったのは『価格』です。デスクトップより安く導入でき、また、生徒にいつでも安心して預けられるので、教員と生徒両方にとってもメリットは大きいと思います。また、 Google Apps を制限なく使えることも大きな理由でした。さらに、管理のしやすさも導入の決め手でした。 Windows のGPOのように複雑高度化せず、クラウドベースで全てを管理できるので、管理コストを大きく下げることに成功しました。

Chromebook をどのように活用していますか?

情報の授業では、何台デバイスがあっても足りないくらいです。常に Chromebook を開いて、必要な時にすぐに使えるようにしています。管理者である自分は、 Windows Server にリモートデスクトップで接続して、いつでも操作できるようにしています。これは iPad でも可能ですが、物理キーボードがあると作業効率と速さが違ってきます。何かトラブルが発生した時、解決までの速さは、生徒と教職員のITに対する信頼に直結します。「歩きスマホ」はいけませんが、本当に忙しい時は「歩き Chromebook 」をしながら校内を歩いています。

実際に導入してみて良かった点/改善点

Google Apps を中心としたクラウド系の利用のスピードが、格段に速くなりました。これは授業や宿題など学習スピードの向上を意味します。生徒にとってもメリットは大きかったと思います。アウトプット中心の授業内容の場合、生徒は身構えずに画面のなかに没頭できていると思います。まだコンシュマー向けに国内販売が始まっていなかったころから、個人用に欲しいという生徒が数名いました。生徒からの評価は上々だったと思います。今後は、もう少し台数を増やしていきたいと考えています。

今後の展望や期待すること

今年からプログラミング教育をスタートしました。クラウド上のIDEを使い、プログラムは GitHub でレビューしあう予定です。学校でデータベースを習っても、自宅のコンピュータでデータベースの宿題をするのは難しいと思います。でも、安価なデバイスながらも物理キーボードがあって、クラウドとの親和性が高い Chromebook があれば、学校と家庭で初めて実践できるプログラミング教育があると思います。このように、今まで技術的に難しかったことにチャレンジして、教育の特色や水準をどんどん上げていきたいと思っています。