従来は、iメールを使用していましたが、これを移行するのではなく、新規で Gmail を導入しました。
2007年末の Google Apps for Education のオンラインセミナーを受講したことで、導入を具体的に検討し始めました。
コスト削減と、ダウンタイムを考えなくても良い点がポイントとなり、導入が決まりました。
2008年頃から教職員で試験的に運用を開始し、2010年から生徒への導入を行いました。
●導入ソリューション
・Gmail (全体で1020アカウント導入)
・Google ドライブ
・Google カレンダー
・Google サイト
※Google+ については、SNSセキュリティーポリシーを考察中のため、現段階では停止しています
●活用方法
・情報関係の授業などでの活用
・レポート提出や教員への質問など
・教職員間の委員会で使用するドキュメントを Google ドキュメント で管理
そのほか、生徒の活用方法としては、
・英語の授業で Google ドライブ を活用
1) 生徒が都内の外国人にインタビュー&動画撮影
2) Google ドライブ へ動画をアップロードして学校内での共有
3) iMovieで動画を編集
4) YouTube にアップして共有する
・グループ プレゼンテーションを活用
生徒会執行部で年度方針を検討、文化祭などのイベント案などの共有
など、生徒が自主的に活用しています。
乗り換え当初は、インターフェースの変化から使い勝手が分からないなど、一部から意見は出ましたが、しばらくして慣れたことで、現状では問題なく利用できています。
セキュリティポリシーの管理を施した上で、自宅からも操作できるようになりました。
※USBメモリよりは安全性があると認識しています
※ウィルス対策のため、USBメモリの利用は禁止しています
教員より、生徒会メンバーが夜遅くまで残っていたため、クラウドの利点を活かし、ドキュメントを帰宅後に作成することを提案したところ、生徒側が積極的に受け入れて早く帰るようになりました。
今後は
・小学校、中学校などに分けて権限設定を行いたい
・Google ハングアウト は、生徒間のコミュニケーションに活用してみたい
・Google サイト を使ったWEBページを積極的に活用したい
・コンピュータサークルで、 Google グループ を積極的に活用したい
と考えています。