Google Workspace の利用に必要な「独自ドメイン」とは?

教育機関が Google Workspace を導入する際には、「.ac.jp」「.ed.jp」など教育機関向けのドメインを所有している必要があります。すでに独自ドメインを所有している場合は問題ありませんが、所有していない場合は独自ドメインとは何か、どう設定するのかわからない方も多いでしょう。
本記事では独自ドメインの概要を踏まえて、Google Workspace を独自ドメインで運用するメリットや方法、教育機関が Google Workspace を導入する際の注意点までご紹介していきます。Google Workspace の独自ドメインの導入を検討している方は、参考にしてみてください。

そもそも独自ドメインとは?

ドメインとはURLやメールアドレスのことで、インターネット上の住所と例えられます。さらに分解してみると、ドメインはドメイン名で差別化されています。
例えばホームページであれば「https://www.◯◯◯.com/」や「ttps://www.◯◯◯.jp/」などのURLにおいて、「◯◯◯」の部分が独自ドメインです。またメールアドレスであれば、基本的に@以降の文字列がドメイン名にあたります。
Google Workspace 利用時には、ユーザーとなる先生や生徒のログインアカウント(=Gmail のメールアドレス)の@以降にドメイン名が反映されます。

ドメインの種類

ドメインには「独自ドメイン」と「共有ドメイン」の2つがあります。その名の通り、独自にもつドメインか、不特定多数と共有するドメインかの違いです。
また独自ドメインも共有ドメインも「.com」「.jp」などの部分は共通ですが、その前につく文字列を独自に設定したものが独自ドメインです。独自に設定する文字列以降は、以下のようにさまざまな種類があります。

gTLD:分野ごとのトップレベルドメインccTLD:国や地域ごとのトップレベルドメイン
.com企業・商用サービス.jp日本
.netネットワークサービス提供者.ukイギリス
.org非営利団体.caカナダ
.info情報提供者.auオーストラリア
.bizビジネス.usアメリカ

なお、既に他の企業や個人が保有しているドメインを取得することはできません。

教育機関が Google Workspace を活用するには教育機関向けのドメインの導入を


Google Workspace を利用する場合、独自ドメインの設定が求められます。すでに独自ドメインをお持ちの場合はそのまま利用できますが、お持ちでない場合は独自ドメインの設定が必要です。
教育機関が Google Workspace を活用するには「.ac.jp」「.ed.jp」といった、教育機関が取得できるドメインを導入する必要があります。「.ac.jp」「.ed.jp」は以下のように違いがあるため、該当するドメインで取得しましょう。

.ac.jp以下の高等教育機関および学校法人

  • 大学、高等専門学校、大学共同利用機関、障害者職業能力開発校など
  • 学校法人、職業訓練法人、国立大学法人、公立大学法人など
  • 専門学校や各種学校のうち、18歳以上を対象とするもの
.ed.jp以下の初等中等教育機関および18歳未満を対象とした教育機関

  • 保育所、幼稚園、小学校、中学校、中等教育学校、高等学校
  • 特別支援学校、専修学校
  • 各種学校のうち、18歳未満を対象とするもの

Google Workspace を独自ドメインで運用する方法

ここでは、Google Workspace を独自ドメインで運用する方法をご紹介します。

① Google Workspace の利用申請をする

まずは独自ドメインを指定し、Google Workspace の利用申請をします。利用申請後にドメインの所有権を証明したのち、Google が審査の結果を14営業日以内に通知します。
申請時にドメインを未所有の場合は Google でもドメインが購入でき、その際はドメインの所有権を証明する手順が省略されます。なお、ドメイン所有権の証明には、以下の提供が必要です。

  • 公認教育機関であることを示す公的認定書のスキャン、写し
  • 氏名、連絡先メールアドレス、教育機関における申請者の肩書き、役職、所属先
  • 教育機関の公式WebサイトのURL(省略可)

②アカウント情報を設定する

利用承認が得られたら、企業のロゴアップデートやメールエイリアスの作成、メールアドレスを必要とするユーザーの追加など、アカウント情報を設定します。

③メール以外の機能も利用可能になる

14日間は無料で、メール以外の機能も利用可能です。メール以外に、HD動画でのグループ通話やドキュメントの作成、クラウドでのファイル共有などさまざまな機能があります。支払い方法を設定することで、14日以降も引き続きサービスを利用できます。

Google Workspace でプライマリドメインを変更する方法


プライマリドメインとは、Google Workspace を利用する際のメインのドメインです。
誤って違うドメインで申し込んでしまった、新しくドメインを取得した、会社名を変更したなどの際は、以下手順で Google Workspace のプライマリドメインを変更することが可能です。
①新しいドメインを Google 管理コンソールに追加してメールを設定
②新しいプライマリドメインに切り替える
③ユーザーとグループを新しいドメインに移す
④元のプライマリドメインを使用しない場合は削除する
⑤ Google Workspace の設定を更新する

Google Workspace を教育機関が活用する際の注意点

教育機関がGoogle Workspace を活用する際には、以下注意点も合わせて押さえておきましょう。

Google Workspace でプライマリドメイン変更できない場合

申し込み時に Google で購入したドメインを使用している、もしくは従来の無償版G Suiteを利用している場合、プライマリドメインが変更できません。また14日間の試用期間中のアカウントも変更できないため、一度解約して正しいアドレスで再登録が必要です。

Google Workspace 導入時には組織保有するドメインが必須

教育機関が Google Workspace を導入する際には、個人保有ではなく組織保有するドメインが必須です。そのため組織保有のドメインをお持ちでない場合は、事前に「.ac.jp」「.ed.jp」などの該当するドメインを取得しましょう。

複数の学校で同じドメインを使用したい場合

複数の学校が同じドメインを使用することは可能ですが、プライマリドメインは1個しか設定できません。プライマリドメインは組織名としても使用され、日常的にユーザーが目にします。
同じドメインを使用していても、各学校の名称が異なる場合もあるため、ユーザーが混乱しないようプライマリドメインはより包括的な組織名に変更することがおすすめです。また複数の学校が所有するドメインを1つのアカウントに統合することは、現時点ではできません。

ドメインの所有権確認が必要になる

Google Workspace 導入手続きの途中で、ドメインの所有権確認が必要となるため、あらかじめ所有者情報を準備しておく必要があります。
ドメインの所有権確認とは、「このドメインは間違いなく自校が保有するドメインです」ということを証明するための手続きです。
以下は、確認に必要な情報です。これらの情報は、基本的には、お持ちのドメイン名を管理する「ドメインホスト(ドメインを管理しているインターネットサービス)」で確認することができます。

<ドメインの所有権確認に必要な情報>

  • ドメインホストのログイン情報
  • Google の確認レコードまたはファイル
  • ドメインのDNS設定またはウェブサイトへのアクセス

Google Workspace の利用には独自ドメインが必要

今記事では、Google Workspace を独自ドメインで運用する方法をご紹介しました。教育機関が Google Workspace を利用する際には、「.ac.jp」「.ed.jp」いずれかの独自ドメインが必要です。
ドメインの取得や所有権確認については、教育機関が Google Workspace を導入する際につまづきやすいポイントです。ミカサ商事では、今までに300以上の学校様の導入を支援させていただいており、確実に最短の導入を実現するためのサポートを承っております。これから Google Workspace の導入を進めたい企業様や教育機関は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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