【なぎさ公園小学校】Chromebook 活用事例レポート
業種(大学、専門学校など) | 小学校 | 職員数 | |
---|---|---|---|
所在地(都道府県) | 広島県 | 生徒数 |
活用事例レポート
本事例は、2020年から児童用端末としてChromebookを導入されている「なぎさ公園小学校」様の川人 祐介先生が、活用方法・課題・学内の反応などをありのままにまとめてくださった資料です。
大変貴重な小学校でのChromebook 活用事例となっておりますので、学校様での Chromebook 導入や活用に是非ともお役立てください。
※販売店である弊社ミカサ商事は、ご提供いただきました本資料に関して、一切の推敲や変更のお願いを行っておりません。
目次

●はじめに
●Chromebook導入の流れ
– 現状のICT環境
– ICT導入の流れ
– Chromebook導入事例
●Chromebook活用事例
– 教科ごとの活用事例
– 機能ごとの活用事例
– 予約と管理について
●利用ルール
●課題と改善策
●教員・児童の反応
レポートの一部をご紹介!Chromebook活用事例
■教科ごとの活用事例
Chromebookの使用状況

・全体の使用率…6年生は約60%、5年生は約45%、4年生は約20%、3年生は約10%
・5,6年生では、算・理・社で使用率が75%を超えている
・学年や教科の特性に合わせた活用方法の研究・提案が必要
にほんご(国語)
ロイロノート
シンキングツールを活用して
・単元の学習計画をグループで作成
・資料から読み取れることをまとめ、自分の意見の根拠に
・カードの配置を変えることで、文章構成を組み立てる
などなど
算数
Form テスト機能
日々の宿題や小テスト、単元末テストをほとんどFormで実施(6年生)

スライド 共同編集
問題を1人1問作成し、コメント欄で解答し合う。

スプレッドシート
比例・反比例の授業で、同体積の直方体の底面積と高さの関係を表に書き込み、グラフに表す活動
事前に、表に書き込んだ数値データがグラフになるように設定しておき、共同編集で児童が表に書き込んでいくことにより、反比例のグラフが出来上がっていく。

理科
Form/
Quizizz
宿題や既習事項の理解度確認に活用
(授業の最初に実施することが多い)反転学習にチャレンジ中

ロイロノート
紙のノートの代わりとして活用
思考の整理や発表資料の作成、問題作成など様々な場面で活用

社会
スプレッドシート 共同編集
クラスを3つの班に分け、時間差で共同編集
テキストマイニング
出てきた意見を集計し可視化
スプレッドシートの形式でもそのまま変換可能
(User Local AIテキストマイニング[無料]である程度使えます。)

英語
Form
英語のHPを見てFormの問題に解答
(フレーバーの説明を読んで答えを探していく問題など実際のサイトを活用しながら読み取る方法を学習)
英検対策の問題なども配信

家庭科
ロイロノート
自分で作ったティッシュカバーをアピールする資料を作成し、全体に発表
ペン付きのため、手書き入力がスムーズ
→ 児童が表現に合わせて入力方法を選択できる。
プログラミング
ドキュメント コピー配布
・その日の目標や課題の流れ、ヒントを書いたドキュメント
・Scratch Studioのリンク

ルーブリック
・教科(算数)
・プログラミング
に項目をわけて児童と共有

委員会活動
ドキュメント 共同編集
役割分担表や日程表などを共同編集
例)児童会
・Classroomにて次回の朝の会の司会原稿案を配信し、児童が共同編集。
→ 家でも出来る
・朝の会当日は、Chromebookで原稿を確認しながら司会を行う。
→ ペーパーレス直前まで変更可能

行事 児童総会
スプレッドシート 共同編集/
Meet
児童総会をオンラインで実施
各教室から参加
児童総会内で児童がゲームを企画
→ お題に合わせた単語をどんどん出していき、その数を競う
関数で個数を集計し、条件付き書式で同じものを記入した場合は、赤色になるように設定
Meetの画面共有でシートを表示

■機能ごとの活用事例
Form
ポイント
テストで活用するときに、問題用紙は紙、解答用紙はFormで行うことも
・問題文の入力の手間が省ける
・児童はFormで解答送信し、自動採点されたら、紙の問題用紙に間違った問題の直しのみ記入
→ その場で復習可能

共同編集
(
ドキュメント/
スライド/
スプレッドシート)
ポイント
スプレッドシートで1人1行割り当てて同じシートに入力すると、間違って消してしまうことが多数発生
・班単位等の少人数で1枚のシートを編集
・スライドで1人1ページ割り当てて編集
からはじめて徐々に共同編集に慣れていくといいかもしれません。
きっと、中高生ならうまくいくんでしょうが、小学生はいきなり全員というのは難しかったです。
Jamboard
ポイント
・ポストイットで白紙に意見をはっていくイメージで複数人が同時に作業可能。
・新しい機能として、画像やテキストボックスも追加できるように
ただし、同時編集が20人以上になるあたりから、新しく入れなくなったり、遅くなったりといった課題があります。

■予約と管理について
Chromebookの予約
Google カレンダー/
Google サイト
教員が使用時に予約
1クラス分ごとのChromebookの予約枠を作成
Google サイトにカレンダーを埋め込み予約サイトを作成

Chromebookの管理
管理コンソール
Wi-Fi設定、アプリのインストール、ログイン情報、アカウント発行、機能制限、管理対象のグループ分けなどなどが一元管理できます。
児童の使用状況を見ながら、教員の要望を聞きながら、状況に応じて、設定等を変化させています。
例)最初は、全員同じ設定で運用していたのですが、教員と児童を別設定にし、いまでは、学年ごとに設定を変えて運用しています。
Chromebookの管理
充電カート
各学年(3~6年)の廊下に1クラス分のChromebookが入った充電カートを各1台ずつ配置
・予約カレンダーもカートごとに分けることにより、カート移動の時間と手間を短縮
・予約をカート単位にすることで1人1台活用を徹底(2人1台や班に1台ではなく)


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