学校向け
Chromebook 導入の手引き
導入の流れ・準備
導入前に知っておきたい Chromebook の設定の流れ
学習者用端末の導入業者選定で持っておくべき6つの視点
Chromebook の導入が決まり、その後の業者の選定にあたっては、価格のほかにも、導入後にトラブルを招かないための重要なポイントがございます。そこで本資料では、学習者用端末の導入業者選定にあたり、価格面以外で比較しておきたいポイントを「 6つの視点」として、詳しく解説しております。
Q1 学校で管理する Chromebook の設定の流れを教えてください。
Q2 管理コンソールでできる Chromebook やアカウントの設定はどのようなものですか?
Q1 学校で管理する Chromebook の設定の流れを教えてください。
Chromebook の設定の2つのプロセス
Chromebook を学校で利用する前に必要な設定の流れは、大まかに以下の通りとなります。まず、Google Workspace for Education に含まれる管理ツール「管理コンソール」でセキュリティや閲覧制限などに関する設定を行います。その後、Chromebook 本体を管理コンソールに紐づける作業を行います。
①管理コンソールでの設定
Chromebook に反映させたい設定内容を、インターネット上で操作できる「管理コンソール」で設定します。
具体的な設定内容のイメージは、以下の質問をご参照ください。
関連する質問:
②エンロール作業
Chrome Education Upgrade (MDM)ライセンスとChromebook を、手動の作業によって紐づけることで、Chromebook を学校の管理対象とします。この作業によって、Chromebook が管理コンソールに登録され、➀で設定した内容が本体に反映されるようになります。
Chrome Education Upgrade や MDM については、以下の質問をご参照ください。
関連する質問:
学校で管理する Chromebook の設定には➀➁両方のプロセスが必要
①②の両方のプロセスを経て、管理コンソールで設定した内容が Chromebook に反映されます。
Q2 管理コンソールでできる Chromebook やアカウントの設定はどのようなものですか?
管理コンソールで設定できること
管理コンソールでの Chromebook やアカウントへの設定概要や項目の詳細は以下をご覧ください。
具体的な設定内容の例
管理コンソールで Chromebook やアカウントに対して設定できる内容は多岐にわたりますが、以下でよく使う設定内容の例を解説いたします。
コンテンツの閲覧制限
管理コンソールでは、生徒を有害サイトや危険性の高いサイトから守るために閲覧制限をかけることができます。
「セーフサーチ」「セーフブラウジング」「URL のブロック」などの制限が可能です。
閲覧制限の設定内容と方法は以下の記事で詳細に解説しております。
【有害サイトをフィルタリング】Chromebook に学校側で閲覧制限をかける方法とは?
多くの学校で Chromebook がGIGAスクール構想用の端末として採用・導入されています。しかし、Chromebook を生徒に使用させるにあたり、有害サイトによる被害や個人情報漏洩などのリスクが気になる方もいるでしょう。そこで今記事では、そのような危機を未然に防ぐための方策として「閲覧制限(フィルタリング)」について解説し、それによって得られるメリットから、具体的な方法まで詳しく紹介します。
アプリの利用許可・禁止設定
特定のアプリだけ利用を許可したり、学習に関係のないアプリの利用を禁止することができます。
同一アプリでも、「教師は利用可能」「生徒は利用禁止」など、対象によって制限を変えることもできます。
アプリのインストールや利用制限の設定方法について、以下の記事の後半で詳細に解説しております。
【学校の Chromebook 活用】使えるアプリと機能・管理方法をご紹介
学校で Chromebook を活用する際には、さまざまな機能のアプリを利用することができます。生徒の学習効率アップや協働学習の促進、教員の業務負担軽減などを目指すためにも、Chromebook で活用できるアプリの種類や機能はもちろんのこと、管理方法についても理解しておくことが重要です。ここでは Chromebook で利用できるアプリの種類をはじめ、その機能や管理方法についてご紹介していきます。
セキュリティ対策
Google 管理コンソールを活用することで、セキュリティ対策も可能です。
上述したような閲覧制限や、アプリの利用許可・禁止だけでなく、ログインできるアカウントの限定や USB などの利用可否などの設定が可能です。
以下の資料では、管理コンソールでできる学校向けのセキュリティ設定について、具体的に解説しております。是非ご活用ください。
Q3 学校で導入する Chromebook の設定は自校でできるのでしょうか?
導入前の Chromebook の設定の流れを知る
Chromebook の設定について、まずは以下の関連質問をご参照ください。
関連する質問:
① 管理コンソールでの設定は自校でできる?
管理コンソールでの設定は、学校様ご自身で行っていただくことも可能です。管理者権限をもつアカウントで管理コンソールにログインして行います。
ただし、専門知識を有する販売店や導入業者で対応が可能であれば、それらを利用することでスムーズに適切な設定が実施できます。
ミカサ商事が Chromebook の導入に関与させていただく場合、管理者様向けガイダンスを行いますので、管理コンソールの知識を身に付けていただくことができます。
また、設定代行も承っております。200項目以上の設定の中から教育機関向けに適切な設定をご案内し設定いたしますので、どのような設定が適切なのか不安な方も安心してお任せいただけます。
② エンロール作業は自校でできる?
エンロール作業に関しましては、学校様や生徒様ご自身で行っていただくことはおすすめしておりません。
理由といたしましては、エンロール作業は、Chromebook 1台1台に対する手作業が必要となり、万が一作業に不備があった場合、学校による管理下に端末を適切に登録することができないなどのリスクを伴うためでございます。販売店や導入業者が納品前に実施することが一般的です。
また、生徒様などの利用者ご本人が実施した場合、学校の管理から逃れるため、故意に作業を実施しないなどの事態も考えられます。
万が一、作業手順を誤った際は、初期化を行い再度やり直す手間が発生します。
Chromebook の設定についてはお任せください
ミカサ商事では、Chromebook の調達内容や設定内容に関して、正規販売店として10年以上のノウハウと実績がございます。理解度と専門性に関してご安心してお任せいただけるかと存じますので、適切な設定などについてはぜひご相談ください。
Q4 学校のネットワークに自動で接続させることはできるのでしょうか?
注意事項と、具体的な設定方法について解説いたします。
注意事項:エンロールの前に設定しておくことが必要
学校内のネットワークへの自動接続設定は、エンロール作業の前に実施することが必要です。
理由としては、管理コンソール上で行った設定内容が読み込まれるのは、Chromebook がインターネットに接続されたタイミングであり、エンロール作業では、Chromebook をインターネットに接続する工程があるからです。エンロール前に管理コンソールで設定を行っておくことで、学校に納品された際に自動でインターネットに接続させることができます。
エンロールが終わった後(学校に納品された後)に自動接続設定を行うとどうなる?
エンロール作業前に自動接続設定を行わず、そのまま学校に納品されると、その後で管理コンソールでの自動接続設定を行っても、その設定が反映されません。
その設定を読み込ませるために手動で何らかのインターネット接続を行う必要があるため、一台一台手動でインターネットに接続する手間が発生します。
学校のネットワークの SSID やパスワードを生徒に公開していない場合などは、必ず自動接続設定を前もって行うことをおすすめいたします。
そもそもエンロール作業とは?
以下の質問で、設定の流れについて説明しておりますのでご参照ください。
関連する質問:
特定のネットワークへの自動接続の設定方法
具体的な設定方法は以下の通りです。
- 管理者アカウントで [Google 管理コンソール] にログイン
- 管理コンソールのホームページから [デバイス] にアクセスし、左側の [ネットワーク] をクリックします。
- 全ユーザーに設定を適用する場合は、最上位の組織部門を選択したままにします。それ以外の場合は、子組織部門を選択します。
- [全般設定] > [自動接続] をクリックします。
- [管理対象のネットワークにのみ自動接続を許可する] チェックボックスをオンにします。
- [保存] をクリックします。子組織部門を設定した場合は、親組織部門の設定を継承または上書きできる場合があります。
テーマ内の情報
導入前に知っておきたい Chromebook の設定の流れ
Q1 学校で管理する Chromebook の設定の流れを教えてください。
Q2 管理コンソールでできる Chromebook やアカウントの設定はどのようなものですか?
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