【学校の Chromebook 活用】使えるアプリと機能・管理方法をご紹介

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学校で Chromebook を活用する際には、さまざまな機能のアプリを利用することができます。またアプリを活用することは、教材作成をはじめ学習促進、授業支援などに役立てることができます。
生徒の学習効率アップや協働学習の促進、教員の業務負担軽減などを目指すためにも、Chromebook で活用できるアプリの種類や機能はもちろんのこと、管理方法についても理解しておくことが重要です。ここでは Chromebook で利用できるアプリの種類をはじめ、その機能や管理方法についてご紹介していきます。

学校で Chromebook のアプリ活用におけるポイント

学校で Chromebook を活用する際にポイントになるのが、Chromebook で利用できるアプリの種類や機能を確認しておくことです。さらに管理者側で行えるアプリの管理方法を知っておくことも重要です。
また生徒の学習効率アップや協働学習の促進、教員の業務負担軽減などを実現するためにも、Chromebook のアプリについて理解を深めておくことが鍵になります。

Chromebook で利用できるアプリの種類について確認する

従来、多くのアプリケーションは Windows OS向けに設計されてきました。Chromebook では利用できるアプリが少ないのでは?というご懸念を抱かれるご担当者様も多いのではないでしょうか。しかし、Chromebook が普及し、また Web で利用できるアプリが増えた現在は、Chromebook で使えるアプリは多くあります。
具体的にどのような種類のアプリを利用できるのかは記事後半で解説していますので、ぜひご参考ください。

管理者側で行えるアプリの管理方法を知っておく

学校で Chromebook を活用する際におさえておきたいのが、管理者側で行えるアプリの管理や制限の方法です。学習に関係のない、または危険性のあるアプリなどを生徒がダウンロードしてしまうことを防ぐことが必須です。
記事後半で管理者側でアプリを制限する方法などを解説していますので管理ご担当者の方はぜひお目通しください。

Chromebook 活用で使えるアプリの種類は?

学校の Chromebook 活用で使えるアプリは、主に Chrome 拡張機能・Android アプリ・Web サービスの3種類です。ここではそれぞれの概要と利用方法も簡単にご紹介していきます。また Google Workspace for Education に含まれる代表的なアプリも、合わせてご紹介していきます。

Chrome 拡張機能

Chrome 拡張機能とは、Chrome の機能を追加しさらに便利にできるプログラムです。またほとんどの Chrome 拡張機能は無料で使用でき、自分好みに機能を拡張できます。
代表的な Chrome 拡張機能としては、意味を調べたい単語をダブルクリックで調べられる辞書機能や、検索結果のプレビュー機能が挙げられます。Chrome 拡張機能の追加方法は、Chrome ウェブストアから追加したい拡張機能を見つけ、[Chrome に追加]を押すだけで簡単に追加できます。

Chrome ウェブストアはこちら

Android アプリ

Android アプリとは、アンドロイドを搭載するモバイル端末向けに作成されたアプリケーションです。Android アプリは Google Play ストアからインストールできます。
また Chromebook で Android アプリを入手する際には、Chrome OS のバージョンが最新であることを確認してから、入手するように注意してください。また、Android アプリの中には、アプリ自体がChromebook に対応していないものもあるので、アプリ側の動作環境なども確認することをおすすめします。

Google Play ストアはこちら

Web サービス

Web サービスとは、Webブラウザによる表示・操作によって利用できるインターネット上のサービスのことです。上記でご紹介した Chrome 拡張機能や Android アプリと異なり、ブラウザや Chromebook にインストールするのではなく、ブラウザで対象のサービスのページにアクセスして使用します。次にご紹介する、Google Workspace for Education に含まれるアプリも Webサービスの一種であり、基本的にはブラウザでアクセスするだけで利用できます。

Google Workspace for Education に含まれるアプリ

Google Workspace for Education とは、Google が提供するクラウド上で利用できるツールです。Chromebook は Google アカウント(Google Workspace アカウント)で使用するものなので、Chromebook 採用校ではほぼ100% Google Workspace for Education が使われています。

  • Google Workspace for Education に含まれる具体的なアプリとしては、下記のアプリが代表的です。
  • メールツール:Gmail™
  • ビデオ会議ツール:Google Meet™
  • 文書作成ツール:Google ドキュメント™
  • 表計算ツール:Google スプレットシート™
  • スケジュール管理ツール:Google カレンダー™
  • オンライン学習管理ツール:Google Classroom

前述のように、 Chromebook は Google アカウントでログインして利用するので、そのアカウントでそのまま Google Workspace for Education の無料のアプリが利用できます。

基本無料の Google Workspace for Education に含まれるアプリはこちら

学校の教材作成に活用できる Chromebook のアプリと機能

ここからは実際に Chromebook で活用できるアプリと機能を紹介していきます。まずは教材作成に活用できる2つのアプリをご紹介します。

GeoGebra

GeoGebra が提供する数学学習用のフリーソフトで、算数・数学の学習で活用できます。また幾何、代数、表計算、グラフ、統計、解析が学習できる機能が一つになった使いやすいパッケージの編集ツールです。
数式はもちろん、グラフを作成し可視化することで、生徒の理解を深める教材を用意できます。また教材集も用意されているので、100万以上の教材から活用したい教材を見つけ、すぐに授業で利用できます。

Geogebra

Snapseed

Google が提供する本格的で多機能な写真編集ツールで、無料で28種類ものツールを利用できます。また Chromebook だけでなく、スマートフォンでの編集も可能です。これによりスマートフォンで撮影した文化祭や体育祭などの写真を、編集・加工し学級通信や学年通信などに掲載する際も便利なアプリです。

Snapseed

学校の学習促進に活用できる Chromebook のアプリと機能

 

ここでは Chromebook で学習に活用できる4つのアプリをご紹介します。

Scratch Jr

タフツ大学のDevTech研究グループ、MIT メディアラボのライフロング幼稚園グループ、プレイフルインベンションカンパニーの共同で制作された、Chromebook で活用できるプログラミングアプリです。
文字を一切使わずにブロックを動かすだけの簡単操作で、直感的に操作しプログラミングを学べます。また、初めてプログラミングを学ぶ際の学習にも最適で、プログラミングに必要な論理的思考を養えます。

Scratch Jr

プログラミングゼミ

株式会社ディー・エヌ・エーが提供するブロックをつないでキャラクターを動かして遊ぶ、小学生向けの プログラミングアプリです。
自分で描いた絵で新しいアニメーションを作ったり、宝集めをしながらゲーム感覚で、プログラミングの基礎を身につけられます。またゲームによって段階が分かれているため、基礎から応用までレベルに応じてプログラミングを学べます。

プログラミングゼミ

常用漢字筆順辞典

株式会社ナウプロダクションが提供する、漢字の書き順と読み方を簡単に調べられる アプリです。常用漢字以外を含めた計6421字の漢字の読みと筆順が収録されているので、簡易漢字辞典としても活用できます。
また書き順が理解しやすいように、収録されている漢字には全て書き順がアニメーションで表示される点もポイントです。

常用漢字筆順辞典

英検リスニングマスター 3級

株式会社ワオ・コーポレーションが提供するリスニング対策アプリです。英検の出題形式に完全に対応しているため、こちらのアプリ1つでリスニング対策をまかなえます。

英検リスニングマスター 3級

学校の授業支援に活用できる Chromebook のアプリと機能

最後に Chromebook で授業支援に活用できる4つのアプリをご紹介します。

InterCLASS® Cloud

チエル株式会社が提供する、Google Workspace for Education、Google Classroom で用意されていない機能を補完する、有料の授業・学習支援ツールです。
生徒のキーボード・マウス操作をロックしたり、先生画面の共有や生徒画面のモニタリングができ、Google Workspace for Education を活用した協働学習をサポートします。

InterCLASS® Cloud

ロイロノート・スクール

株式会社LoiLoが提供する、有料の授業・学習支援アプリです。「カード」という形で課題が示され、示された課題に対して、個人またはグループで取り組み提出します。そのため生徒・先生間で双方向授業を可能にします。また閲覧できるWebサイトの制限をかけられるのもポイントです。

ロイロノート・スクール

MetaMoJi ClassRoom

株式会社MetaMoJi が提供する、先生が生徒の学習状況をリアルタイムに把握できる、有料の授業支援アプリです。
紙に書いているような感覚で編集でき、一斉学習・個別学習・協働学習といった授業シーンに合わせて授業ノートを作成でき、授業を支援します。

MetaMoJi ClassRoom – GIGAスクール構想 1人1台に最適なリアルタイム授業支援アプリ

Chromebook で使えるアプリ集をダウンロード

上記のように Chromebook では上記でご紹介したように、教材作成や学習促進、授業支援などを目的にさまざまなアプリが活用できます。本記事では簡単にご紹介してきましたが、詳細は下記のURLから、まとめて資料をダウンロードできます。

学校内の Chromebook のアプリの管理方法

ここでは学校内の Chromebook のアプリの管理方法についてご紹介していきます。
なお、ここで解説する管理方法は、Chromebook を一括管理できるツール「Chrome Education Upgrade」を別途導入していることが前提となります。とはいえこちらは標準価格で4,200円(税抜)で買い切りのコストパフォーマンスの高いツールになるので、学校で Chromebook を利用する際にはあわせて導入を行うのが通常です。

↓Chrome Education Upgrade について詳しくはこちら↓

Chrome Education Upgrade とは? Chromebook の MDM を徹底解説【学校向け】 – 教育機関向けGoogle for Education 情報発信サイト

Chromebook の優位点を発揮するために必要な「Chrome Education Upgrade」というライセンスをご存知でしょうか。本記事では、特に学習者用端末として Chromebook の導入を検討する際に知っておきたい Chrome Education Upgrade の詳細について解説していきます。

学内の Chromebook にアプリを一括インストールする方法

生徒に利用してもらいたいChromebook のアプリを、クラス全員や学年全員にインストールしてもらいたいケースがあります。Chrome Education Upgrade を用いて端末管理している場合、管理者側で学校内の Chromebook に特定のアプリをインストールできます。
また遠隔かつ一括で操作できるので1台1台への作業は必要なく、スムーズに一括で、インストールすることも可能です。

具体的な設定手順は、以下の動画やヘルプを参考にしてください。

アプリと拡張機能を自動的にインストールする – Chrome Enterprise and Education ヘルプ

Chromebook で学習に関係のないアプリを制限する方法

Chrome Education Upgrade を用いた端末管理を行っている場合、管理者側で生徒がインストールできるアプリを制限できます。
具体的な設定手順は下記のヘルプを参考にしてください。

アプリや拡張機能を許可またはブロックする – Chrome Enterprise and Education ヘルプ

Google Workspace のアプリを一部制限する方法

Chromebook では、Google Workspace に含まれる基本サービス(Gmail、Google ドライブ)や、その他の Google のサービス(Youtube、Google マップ)などが利用できます。
その中で、生徒の利用を制限したいアプリについては、管理者側でON/OFFが設定できます。

Google Workspace のアプリを一部制限する方法は、以下の動画を参考にしてください。

学校の Chromebook 活用で必要なアプリと機能を押さえGIGAスクール構想に向けて対策を

本記事では、Chromebook で利用できるアプリの種類をはじめ、その機能や管理方法についてご紹介してきました。上記のように Chromebook では、教材作成や学習促進、授業支援などを目的にさまざまなアプリが活用できますので、アプリの種類と機能を押さえて活用を進めてみてください。

ミカサ商事では、本記事でもご紹介した「Chromebook」や「Google Workspace for Education」の導入支援を行っております。今までに400校以上の学校様の導入を支援させて頂いておりますので、これから Chromebook の導入や Google Workspace の導入を進めたい学校のご担当者様は、是非お気軽にお問い合わせください。

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