学校向け
Chromebook 導入の手引き

導入の流れ・準備

導入後に校内で活用するための考え方

導入後に校内で活用するための考え方

学習者用端末の導入業者選定で持っておくべき6つの視点

Chromebook の導入が決まり、その後の業者の選定にあたっては、価格のほかにも、導入後にトラブルを招かないための重要なポイントがございます。そこで本資料では、学習者用端末の導入業者選定にあたり、価格面以外で比較しておきたいポイントを「 6つの視点」として、詳しく解説しております。

Q1 校内のICT活用を推進させるための教員向け研修はどのように計画すればいいですか?

A1 以下の順で研修計画を立てるとスムーズに計画を立てることができるでしょう。
  1. ゴール(目標)を決める
  2. ゴール(目標)に対して、手段と必要な知識を洗い出す
  3. 必要な研修内容を整理し、大まかなスケジュールを決める
  4. 個々の研修の実施方法を検討する
  5. 研修計画にまとめ、学内に周知する

 

以下の記事では、教員向け研修の計画方法について、考え方や手順を詳しく解説しております。

 

【ICT担当者向け】学校でのICT教育のための教職員向け研修計画の考え方

GIGAスクール構想によって、新たに1人1台の学習者用端末導入や、クラウドツールのアカウント整備を進められた学校様は多いのではないでしょうか。しかし、限られた期間で環境の変化を求められた GIGAスクール構想では、導入後の活用まで綿密に計画することが […]

Q2 校内のICT活用はどのように推進していくべきでしょうか?

A2 活用推進は組織で取り組むことが重要です。
積極的にICTを活用することができている学校様では、「ICT推進委員会」など、ICT活用を推進するための組織があることが多い印象です。

活用推進は組織で取り組む

校内のICT活用を推進するためには、1人ではなく複数人で推進を行える体制を作っておくことが重要です。
複数人で進めることによって、効果的に推進できるだけでなく、各教科の視点や意見を取り入れることができるというメリットもあります。

校内全体で活用するための事例~高稜高等学校様~

Chromebook と Google Workspace での1人1台環境を実現している福岡県の高稜高等学校様では、推進委員会のメンバーに、ICTに苦手意識のある先生をあえて加えているとのことです。
そうすることによって、「たとえ自分が苦手でも学校としてはやらなければならないこと」という意識が校内全体に伝わるそうです。
 
また、苦手意識がある先生本人も、推進する立場という役目があることによって、どうすれば有効に使えるものなのかということを考えざるを得ないため、自然と学内のICT活用が活性化していく効果もあるようです。

 
▼学校法人若松学園 高陵高等学校様の事例本文はこちら▼

Q3 特定の先生だけが ICT を活用するのではなく、組織全体で ICT活用をするためにはどのようにすればいいでしょうか?

A3 活用目的の共有と、ある程度のルール化・仕組み化が重要だと考えております。

ICT活用の目的を明確にする

先生方が納得の上でICT活用を実践するためには、校内で、「何のためにICTツールを導入し、どのような形の教育を創りたいか」あるいは「なぜ今必要なのか」を明確にすることが必要です。

ICT教育の最終的な目的

ICT教育の目的は、単純作業しかできない人材ではなく、自分で考え行動する創造的な人材を育てることであり、今後も発展が予想されるAIでは代替えができないような人材を育成することです。
 
「創造的な人材を育成する」という目標を達成するためには、どういった事柄に重点を置いて、ICT授業を行うかが大切です。

ICT授業で達成すべき目的

ICT端末を導入したとしても、必ず活用されるわけではありません。
大きな目標を達成するためには、日々の授業のなかで細かな目的を設定しておく必要があります。
導入する前から「生徒にどのような力を付けてもらいたいか」「そのために何をするのか」「何が必要か」といった事柄を明確にし、それらをクリアするための授業を行うのです。

 

目的の例
  • 学習方法・学習内容の幅を広げ、子どもたちの理解を深める
  • 協同学習を積極的に行い、協働的な学びを実現する
  • 情報を収集し活用する力をつける
  • 将来に役立つITスキル・知識を身に付ける

ICT活用をルール化、仕組み化する

よくある問題として、ICTに興味・関心が高い先生のみがICTを活用し、そうでない先生方と大きな差が開いてしまうといったことがあります。
校内全体で活用を推進するためには、個々のICT化への考えやリテラシーの差に影響されずに慣習を作るための工夫が必要です。

 

  • 職員会議で、各教科での活用状況や得られた効果を定期的に共有する時間を設ける。
  • 「授業後の課題は Google Classroom で出す」など、基本の動作をICTで置き換えるようルール化する。

 

関連する質問:

Q2 校内のICT活用はどのように推進していくべきでしょうか?

Q4 教職員間のICT化への考え方やリテラシーに大きな差がでないようにするにはどうすればいいですか?

A4 ICT活用の目的を明確化し、教職員間で情報共有することが重要です。
ICT活用の目的を明確化しても教職員間での共有ができていなければ、教育のレベルにばらつきが出たり、問題を放置したりといったことが起こる可能性があります。

教員間で目的を共有する方法

教師間で意見を共有する場を定期的に設ける

定期的にミーティングを開催し、ICTの活用状況について教員間で意見を交換しましょう。
そうすることで、授業の質の向上や問題解決につながります。
知識やスキルの高い教員がアドバイスをするなど、教師のレベルに格差が生じないようにすることも必要です。

情報を共有する際は、担当者だけではなく学校全体で可視化する

資料や情報等を担当者だけでブラックボックス化せず、学校全体で可視化することが必要です。
そうすることで、外部で何が起こっているのかが明確になります。
また学内だけではなく、ICT教育の専門家など、学外からの意見も取り入れると、職員だけでは気づかない問題に気づきやすいでしょう。

 

以下の記事では、ICT教育で失敗しないための目的の明確化や共有方法について、詳しく解説しております。

 
関連する記事:

ICT教育の目的とは?失敗しないための目的の明確化と共有の仕方

IT社会やグローバル社会で活躍する人材を育成するためには、ICT教育が効果的とされています。文部科学省がさらなる推進を掲げるなかで、ICT機器を導入する学校も増加しています。 しかし、ICT教育は機器の導入さえすれば、成果が得られるわけではありません。 社会の変化に対応しようと、急いでICT機器を導入しても目的の明確化や情報共有ができていないと、失敗に終わってしまうかもしれません。 この記事では、「ICT教育の目的と、ICT教育で失敗しないための目的の明確化と共有の仕方」をご紹介します。導入をご検討中の学校関係者の方はぜひ参考にしてください。

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