学校のタブレット導入で想定されるトラブルとは?失敗せず導入する方法

GIGAスクール構想やICT環境整備をはじめプログラミング学習の必修化によって、学校におけるタブレットやパソコンの導入が進められています。タブレットやパソコンの導入は生徒・教員の双方にとってメリットのある取り組みですが、それと同時に導入で失敗したケースやトラブルになったケースも挙げられます。
本記事では、小学校・中学校におけるタブレット・パソコン導入の現状や導入で想定されるトラブル、失敗せずに導入するためのポイントについてご紹介していきます。失敗やトラブルなく学校でタブレットやパソコンの導入を進めるために、ぜひ参考にしてください。

学校ではタブレット・パソコン導入が必須になった?

文部科学省の取り組みであるGIGAスクール構想に伴い、学校ではICT(情報通信技術)環境の整備が推奨されてきました。ICT環境整備とは、コンピュータ関連の機器を学校の授業に取り入れ、ICTを活用する環境を整備することを意味します。
主なICT環境整備における機材は、パソコンやタブレットが基本です。その他にプロジェクターや電子黒板、デジタルカメラなどもICT環境整備の一環です。
また文部科学省が告示する初等教育、中等教育における教育課程の基準である学習指導要領では、言語能力、問題発見・解決能力などと同様に、情報活用能力が「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けられました。
こうしたGIGAスクール構想に伴う学校のICT環境整備より、実質的に学校ではタブレット・パソコン導入が必須になっています。また小学校におけるプログラミング教育が必修化されたこともあり、よりICTの活用やタブレット・パソコンの導入が急ぎで進められてきました。
さらに文部科学省でもICT環境の整備について、積極的に推奨する学校のICT環境整備事業が活発化しています。学校ICT環境整備事業は、生徒の個性に合わせた授業の実現、生徒の主体性を促すこと、情報活用能力の育成を主な目的としています。これに伴い実際にICTに関連する機器を導入する学校も増えています。

参考:学校におけるICT環境の整備について

小学校・中学校におけるタブレット・パソコン導入の現状

令和3年7月末時点の小学校・中学校におけるタブレット・パソコンの導入の現状は次の通りです。

小学校等の端末の利活用開始状況

全学年で利活用を開始84.2%
一部学年で利活用を開始11.9%
利活用を開始していない3.9%

中学校等の端末の利活用開始状況

全学年で利活用を開始91.0%
一部学年で利活用を開始5.5%
利活用を開始していない3.5%

上記のように全国の公立の小学校等の96.1%、中学校等の96.5%が、「全学年」または「一部の学年」で端末の利活用を開始されています。おおむねパソコン・タブレットの利活用が開始されている結果になっていますが、まだ利活用が進んでいない学校もあるのが現状です。

参考:端末利活用状況等の実態調査

学校のタブレット・パソコン導入で想定されるトラブルとは?

GIGAスクール構想に伴い、学校ではICT環境の整備によってタブレット・パソコンの導入が進んでいますが、学校の導入にあたって次のようなトラブルが想定されています。導入に際してトラブルや失敗なく進められるように、事前に想定されるトラブルを把握し、対策を進めましょう。

要件を満たしていない端末を導入してしまう

GIGAスクール構想の実現に伴い、学校がスムーズに導入できるよう文部科学省からパソコン・タブレットの標準仕様書が定められ、導入をサポートしています。モデル仕様はMicrosoft 社(Microsoft Windows 端末)・Google 社(Chrome OS 端末)・Apple 社(iPad OS 端末)、それぞれが提供している3種のOSです。
導入の際にはこれらを参考に、タブレット・パソコンを導入する必要があります。しかしこれら以外の端末を導入してしまい、要件を満たせないケースが想定されます。実際に誤ったOSやスペックの端末を導入してしまい、トラブルに発展したケースも報告されています。導入の際には学校側の端末理解はもちろん、GIGAスクール構想やICT教育への理解がある代理店を利用しましょう。

参考:GIGAスクール構想の実現 標準仕様書

導入後のセキュリティ管理に問題がある

端末は適切でも導入後、セキュリティ管理に問題がありトラブルになってしまうケースも目立ちます。特に学校教育の現場では、タブレット・パソコンを扱うのが生徒であるため、教員が主導となってセキュリティ対策も万全にしておく必要があります。
実際に個人情報の流出は大きな問題に発展してしまうケースがあり、最悪の場合には悪質な犯罪に巻き込まれ、生徒や教員の命に関わる事件に発展してしまう恐れもあります。そうした事態に陥らないためにも、取り扱いに関する入念な下調べ、教員・生徒へのセキュリティ管理関係の情報共有、セキュリティ管理を進める必要があります。

保護者への説明が不十分

GIGAスクール構想やICT環境整備、タブレット・パソコン導入に際しては、のちにトラブルにならないためにも保護者への説明も重要な対応です。実際に説明が不十分でトラブルになったケースも報告されています。
学校側のタブレット・パソコン導入は、保護者にとっても初めての取り組みであり、不安に感じている保護者もいるのが事実です。保護者にも安心して生徒を見守ってもらうためにも、書面での説明はもちろん必要に応じて説明会を開くなどの対応が重要です。また学校が事前にできる対応策を怠らないようにし、タブレット・パソコン導入を進めましょう。

学校のタブレット・パソコン導入を失敗せずに導入するためのポイント

上記のようなトラブルが想定される学校のタブレット・パソコン導入ですが、学校側は予測されるトラブルへの対応をしながら、タブレット・パソコン導入を進めていく必要があります。ここからはスムーズにパソコン・タブレットの導入を進めるためのポイントについてご紹介していきます。

GIGAスクール構想とICT環境整備を確認しておく

本記事でもご紹介しましたが、タブレット・パソコンの導入が必要になった背景となるGIGAスクール構想とICT環境整備について改めて確認しておきましょう。実際にトラブルになる場合には、こうした基礎知識が抜けており適切なOS導入、セキュリティ管理、保護者への説明ができていないケースがあります。

推奨されているタブレット・パソコン端末を導入する

推奨されているMicrosoft 社(Microsoft Windows 端末)・Google 社(Chrome OS 端末)・Apple 社(iPadOS 端末)の端末を踏まえて選ぶようにしましょう。しかし各社ともに数多くの端末を販売しているため、迷ってしまうこともあるでしょう。そうした場合には、学校への端末導入をサポートしている代理店を活用するのも1つの方法です。

導入後のセキュリティ管理について確認しておく

セキュリティ管理については、各端末や使用するアプリ、ソフトウェアなどによっても変わってきます。そのため導入した端末やアプリ、ソフトウェアに応じて、適切なセキュリティ管理について理解しておきましょう。この点においても学校の担当者だけで適切なセキュリティ管理を整えることは難しいのも実情ですので、専門の業者の活用がおすすめです。

保護者への説明を念頭にタブレット・パソコン導入を進める

初めての取り組みであるGIGAスクール構想とICT環境整備は、保護者が心配するケースも少なくありません。そのため導入段階で説明会を設けることや、保護者から質問があった際にも備えて、必要とされる情報は教員側で理解し、説明できるようにしておきましょう。

トラブル・失敗なく学校でタブレットを導入するために

GIGAスクール構想とICT環境整備によるタブレットやパソコンの導入は、生徒の学習の質を高め、教員の業務効率を向上させる際にも有効な取り組みです。実際に導入によって、成果を実感している生徒・教員も増えています。
しかし導入に失敗してしまったり、トラブルになってしまったケースがあるのも事実です。トラブル・失敗なく学校でタブレットを導入するためにも、専門の代行業者の活用がおすすめです。

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