【2022年最新】GIGAスクール構想で教育機関に必要な対応とICT支援員の役割について解説

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GIGAスクール構想の実現に向けて、教育機関では機器の導入や備品の整備をはじめ、さまざまな対応が求められています。教育機関では一般的な企業と人員や業務内容が大きく異なるため、専属の人員を当てて対応するのも難しいケースがあります。
そのため、GIGAスクール構想に必要な機器の導入や備品の整備を、代行して導入のサポートしてくれる業者を活用するのも1つの選択肢となります。実際にセキュリティ対策やアカウント管理には専門業者に任せた方が安心です。またICT支援員の活用もおすすめです。
本記事ではGIGAスクール構想の実現に必要な機器や設備をはじめ、教育機関が安心して対応を進めるためのICT支援員の活用についてもご紹介していきます。

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GIGAスクール構想とは?

そもそもGIGAスクール構想は、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する取り組みのことです。またコンピューター導入と高速ネットワークの整備によって、情報伝達技術であるICTを活用したコミュニケーションや情報共有、学習をサポートすることが主な目的です。

↓GIGAスクール構想自体についておさらいしたい場合はこちら↓

GIGAスクール構想の概要 目的・メリット・デメリット・課題まで紹介

GIGAスクール構想は生徒1人1台のパソコン・タブレット導入や高速ネットワーク環境を整備する計画です。本記事ではGIGAスクール構想の概要から目的・メリット・デメリット・課題まで解説していきます。GIGAスクール構想について網羅的にまとめていますので、GIGAスクール構想の大枠を理解する際にぜひ参考にしてください。

【2022年最新】高校でのGIGAスクール構想 文部科学省の指針や1人1台端末の整備方法を解説

令和2年度までの補正予算により、GIGAスクール構想による小中学校の1人1台端末の整備が行われました。補正予算の対象とならなかった高校での1人1台端末整備について、今後の対応の方向性や適切な整備方法、採用すべきOSについて、最新の政府方針を踏まえて解説します。

GIGAスクール構想によるICTの活用

ICTを活用することで、生徒の主体的な調べ学習や授業参加が期待できます。これによって生徒の効率的な学びにつながり知識やスキルが向上し、アクティブ・ラーニングの実現にもつながります。また2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されましたが、GIGAスクール構想によって低学年のうちに、プログラムをはじめITやICTなどに慣れておけば、将来的にも有望な人材として今後の活躍が期待できます。
他にも教員の業務を効率化する「働き方改革」への効果も期待されています。ICTによってコンピューター上で生徒とやりとりができれば、テストや宿題、アンケートなどの印刷・配布・収集業務が不要になり効率的になります。また対面で授業を行わなくともコンピューターを通じで授業ができれば、場所による制約もなく生徒に平等な学びの環境を提供することができます。
上記でご紹介したGIGAスクールによって得られるメリットはほんの一例で、この他にもさまざまなメリットがあります。こうしたメリットの恩恵を受け、生徒の主体的な学びや教員の業務効率向上を叶えるためは、GIGAスクール構想に必要な機器や設備を確認し、導入を進めることが重要です。

参考:文部科学省 GIGA スクール 構想の実現について

GIGAスクール構想の実現に必要な機器と設備

教育機関におけるGIGAスクール構想の実現には、上記でも触れたように生徒1人に1台コンピューターと高速ネットワークを整備することが必要です。その他にも充電保管庫(電源キャビネット)もコンピュター端末の保管や充電に便利なアイテムです。GIGAスクール構想実現に必要なICT環境の整備については、補助金についても確認しながら進めていくこともポイントになります。

GIGAスクール構想の補助金についてはこちら↓

【GIGAスクール構想の補助金】前倒しの影響や高校への対応についてご説明 – 教育機関向けGoogle for Education 情報発信サイト

生徒一人ひとりの個性に合わせた学習環境を整備するための政策として、GIGA構想スクールが文部科学省から打ち出されました。 本来、GIGAスクール構想は文部科学省が2019年12月に打ち出された政策で、5か年計画の構想でしたが、コロナ禍の影響もあって前倒しで進められ、補助金や補正予算にも変更がありました。本記事では、GIGAスクール構想の概要から変更前後の補助金や補正予算、さらにこれから導入が進められる高等学校への対応についてご紹介していきます。スムーズに学習環境を整えるためにも、変更点について押さえておきましょう。

1人1台のコンピューター端末

GIGAスクール構想に伴うICT教育では、従来のような生徒数十人に対して教員が1人の一斉授業のスタイルとは異なります。もちろん学校では一斉授業も行いますが、個人が必要に応じてコンピューターを使用して個別で学習するスタイルが必要とされています。
この際、活用するコンピューターは「Windows OS」「Chrome OS」「iPad OS」の3種類のOSが推奨されています。その中でも Chrome OS を搭載した Chromebook は教育機関での導入実績が多いコンピューター端末です。

参考:文部科学省 GIGAスクール構想による 1人1台端末環境の実現等について

校内LANの整備

GIGAスクール構想に伴うICT教育では、コンピューターでインターネットを利用するため、校内LANの整備も重要なポイントです。校内LANの整備が不十分だと、学習に適したスピード感での調べ学習や必修化されたプログラミング学習などが、スムーズに行えないケースがあります。
特に教材としてインターネット上の動画視聴には、ネットワークに比較的大きな負荷がかかります。そのためインターネットに接続でき、なおかつ活用の際に支障がないことを確認しておくことが重要です。

充電保管庫(電源キャビネット)

充電保管庫(電源キャビネット)は、コンピューター端末を充電するための備品で、使用しない際には保管庫の役目も果たします。端末を正確に管理するためにも充電保管庫は必要な備品です。
また充電保管庫もコンピューター端末と同様に、文部科学省「GIGAスクール構想の実現 標準仕様書」に準じた仕様があり補助金の対象にもなっています。そのため仕様書を確認した上で、導入を進める必要がありました。

参考:文部科学省 GIGAスクール構想の実現標準仕様書

教育機関がスムーズにGIGAスクール構想を実現するポイント

ここからは上記でご紹介した機器と設備を踏まえて、教育機関がスムーズにGIGAスクール構想を実現するためのポイントについてご紹介していきます。
特にGIGAスクール構想では、生徒や教員、保護者などの個人情報を扱うことから、トラブルになってしまうケースが報告されています。そのため思わぬトラブルや問題にならないためにも、以下のポイントを押さえてください。

推奨されている機器・設備の理解

上記でご紹介したように、コンピューター端末の導入、校内LANや充電保管庫(電源キャビネット)の整備が、GIGAスクール構想において必要な機器と設備です。これらの機器・設備の理解を怠らないように注意し導入を進めましょう。
基本的には公表されているOSや端末を導入すれば問題ありませんが、中には学校の方針で必要とするスペックが異なるケースもあるでしょう。
そうした際には販売店のスタッフに相談したり、導入をサポートしてくれる代行業者の活用がおすすめです。一般的な学校であれば、上記でも触れた Chrome OS を搭載した Chromebook がおすすめです。同等のスペックの端末と比較すると安価な価格設定でありながら、セキュリティ対策に優れ、導入実績による安心感もある端末です。

OS別の端末比較はこちら↓

GIGAスクール構想で使用する端末は何がいい?OS別の端末比較 – 教育機関向けGoogle for Education 情報発信サイト

GIGAスクール構想は、コンピューターと高速ネットワークを整備する取り組みで、多くの教育機関で早期の対応が進められてきました。実際にコンピューターを導入する際には、基本的には総務省から推奨されている Microsoft Windows、Chrome […]

学習を促進できるツール・サービスの理解

Chrome OS を搭載した Chromebook であれば、Google の提供するさまざまなツールやサービスを活用できます。文書作成の Google ドキュメントや表計算の Google スプレッドシート、プレゼン資料作成の Google スライドをはじめとして、メールやチャットサービス、カレンダー、ビデオ通話などもシームレスに活用できます。
こういった学習を促進できるツールの理解もGIGAスクール構想の実現には重要です。実際にコンピューター端末の導入、校内LANや充電保管庫(電源キャビネット)の整備だけではGIGAスクール構想に対応できているとは言えません。こうしたツールやサービスを使い、生徒の主体的な学習や教員の業務効率向上につながってこそ、GIGAスクール構想は意味のある政策となります。

 

代行業者・企業の活用を念頭に入れておくこと

コンピューター端末の導入、校内LANや充電保管庫(電源キャビネット)の整備、ツール・サービスはGIGAスクール構想の実現に欠かせないことです。しかしコンピューターだけでも膨大な種類の端末があり、ツール・サービスも含めると数えきれない数です。
そのためこれらの選定・導入・活用には、大きな手間と時間がかかります。そこでおすすめしたいのが、専門業者の活用です。専門の代行業者・企業を活用することで、その学校における適切な端末や整備、ツール・サービスまでを提案してくれます。もちろん代行業者・企業選びも重要ですので、その業者の教育機関への導入実績を確認して活用しましょう。

教育機関の具体的な対応内容

まず教育機関が行うべき具体的な対応は、上記でご紹介した推奨されている機器・設備の理解をした上でコンピューター端末の導入です。また学習を促進できるツール・サービスの理解した上で、適したツール・サービスを利用することです。

Google Chromebook の導入

上記で触れたように数あるコンピューター端末の中でも、スペックに対する費用面、アカウント管理や一括管理などのセキュリティ面、導入実績の豊富さに裏付けされた信頼性の面でGoogle の提供する Chromebook がおすすめです。
実際に小中学校におけるGIGAスクール構想では、半数以上にのぼる53%の自治体で Chrome OS が採用されました。実際に導入後も、数多くの教育機関において軽快な動作、少ない管理負担、安全性の高い端末として評価されています。さらに情報ガバナンスや規制に関する監査に備え、メールやチャット記録のアーカイブ、データ管理、保全を行うサービス、 Google Vault もセキュリティ対策面で高い評価を得ています。特に安全性が重要視される教育機関では、Google の提供するこうした強固なセキュリティは安心感があります。

参考:Google for Education 教育委員会向けGIGA スクール構想リサーチ 2020

Google Workspace for Education の活用

学習を促進できるツール・サービスとしておすすめなのが、Google Workspace for Education の活用です。同じ上記の Google の提供する教育機関向けのサービスなので、Chromebook との親和性も高く、生徒同士の協働学習を活性化してくれる機能が豊富に備わっています。
また教員側にも Google Workspace for Education を活用することでメリットがあります。例えば、教育機関向けに開発したWebサービスである Google Classroom では、課題の作成をはじめ配布、採点をペーパーレス化、簡素化することができます。そのため、テストや宿題、課題、アンケートなどのさまざまなファイル共有もスムーズに行えます。その他にも授業やイベント管理に最適なカレンダーやTo Doリストの作成も業務効率向上に役立つサービスです。

GIGAスクール構想のICT支援員とは?

最後にGIGAスクール構想のICT支援員についてご紹介していきます。ICT支援員とは、教育機関におけるICT活用を支援する外部のスタッフのことです。支援内容としては授業をはじめ校内研修、環境整備、校務支援など多岐にわたります。
またGIGAスクール構想におけるコンピューター端末をはじめソフトウェアや教材の設定から活用時のアドバイス、デジタル教材作成の支援など、さまざまな困り事をサポートしてくれます。

参考:文部科学省 ICT支援員の配置を

ICT支援員が必要とされる理由と役割

GIGAスクール構想やICT活用は、生徒や教員に多くのメリットをもたらす反面、その体制を整えるのはハードルが高いのも事実です。またご紹介したGoogle Chromebook やGoogle Workspace for Education は他のコンピューターやサービスよりも直感的に操作できる特徴がありますが、どうしても利用開始の際には時間と手間がかかってしまいます。
そうした課題をクリアし、GIGAスクール構想やICT活用をよりスムーズかつ適切に行えるようにするのが、ICT支援員の役割であり必要とされる背景です。

ICT支援員の主な業務

  • 授業で使うICT機器の準備や設定
  • 先生や生徒児童のICT機器の操作のサポート
  • ICT機器のメンテナンス
  • ICT機器、ソフトウェア、教材などの選定と活用のアドバイス
  • 情報モラルに関する教材、事例の紹介と活用のアドバイス
  • デジタル教材作成のサポート

参考:文部科学省 ICT 支援員の配置状況と支援事例等

GIGAスクール構想のICT活用には代行業者やICT支援員の活用を

本記事では、GIGAスクール構想の概要から必要とされる端末や設備、スムーズに対応するためのポイントについてご紹介してきました。GIGAスクール構想のICT活用はメリットが多い反面、アカウント管理やセキュリティ管理は厳重に行い安全に運用することが重要です。またそうしたICT活用を支援するICT支援員の活用もぜひ進めてください。

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